「住みやすい街」として知られる西オーストラリア州の州都・パースは、温暖な気候に恵まれ、インド洋の美しい海と青く広がる空、街中を悠々と流れるスワンリバー、ワイルドフラワーが彩るキングス・パークなど、自然と都市とが心地よく調和した美しい街です。
日本との時差はわずか1時間なので、到着した瞬間から暮らすような旅がスタートします。雄大な自然の宝庫、西オーストラリアの観光拠点としてもパースは最適で、あらゆる絶景ポイントへのアクセスが可能です。
アフターコロナ向けて、最新スポットやホテルなど、パース旅行の予習情報をお届けします
COVID-19の世界的な流行が続く現在、日本からオーストラリアへの入国は残念ながら制限されていますが、パースはこの2年でさらに進化し、観光におすすめなスポットが続々と登場しています。
アフターコロナの海外旅行再開に向けて、旅行計画に役立つパースの最新スポットやアクティビティをご紹介します。安心安全な海外旅行が自由にできるようになった際には、ぜひパースを訪れてみましょう。
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パースの人々のいま
パースでは、感染症対策が成功し1年あまり市中感染がありません。州首相のリーダーシップの基、医療関係者と州民の理解と協力で新型コロナウイルスの封じ込めに成功し、規制が撤廃されマスクもない普段と変わらない生活をしています。
国境を閉鎖している関係や感染症対策で渡航制限のある州もあることから、オーストラリア最大の州内(日本の約7倍)をセルフドライブすることが流行っており、人気のキャラバン・パークやキャンプ場はいっぱいになるほどです。
もともとアウトドア・アクティビティーやスポーツが大好きな国民なので、冬はラグビー、オージーフットボール、サッカーが盛んで、夏はクリケット、サーフィン、ウォーキング・トレッキングなどを楽しみます。
また、市内ではお洒落なオープンスペースのルーフトップ・バーが人気です。日本と季節が真逆な南半球に位置する州都パースは9月に春を迎え、キングス・パークでは恒例のワイルドフラワー・フェスティバルが開催されています。
パースの人々は春の訪れを感じながら家族や友人たちとバーベキューやアウトドア・スポーツ、インド洋でのマリン・アクティビティーを楽しんでいます。
※西オーストラリア州では市中感染が1名の時点でロックダウンを行うなど、厳格な感染性対策を行っています。COVID-19の最新情報は西オーストラリア州政府のウェブサイト(英語)をご確認ください。
【URL】https://www.wa.gov.au/government/covid-19-coronavirus
最新スポット&アクティビティ
マタガラップ・ブリッジジップ+クライム
スワンリバーを跨る橋からスカイビューを楽しむアトラクションが登場!
2018年に完成したマタガラップ・ブリッジは、スワンリバーに架かる全長370mの橋。パース市内とオプタス・スタジアムをつなぐ歩道橋のアーチ部分で冒険アトラクションが楽しめます。
2021年1月から、高さ72mのアーチ部分の頂上のスカイビューデッキで360度の絶景を楽しむブリッジクライムツアーが始まりました。さらにスワンリバーの上空をジップラインで滑降するアトラクションも計画中。400mの距離を最高速度75km/hで滑走するスリリングな空中散歩をぜひ体験してください。
【HP(英語)】https://www.zipclimb.com.au/
オプタス・スタジアム ヘイロー・ルーフトップ・クライム
世界で最も美しいスタジアムのルーフトップツアーが新登場!
世界で最も美しいスポーツ施設として、優れた商業施設に授与されるベルサイユ賞を受賞したオプタス・スタジアム。
2021年1月より、この6万人を収容するスタジアムのルーフトップ“HALO(ヘイロー)”に登ることができるツアーが始まりました。78段の階段を登ったルーフトップでは、パースの景色を楽しんだり、ハーネスを着用してエッジから身を乗り出してのユニークな記念撮影ができます。また、ルーフトップで試合を観戦できる特別プランもあります。
【HP(英語)】https://theozone.com.au/
西オーストラリア州立博物館ブーラ・バルディップ
1891年創設の歴史ある博物館が大規模リニューアルしてオープン!
2020年11月、文化施設が多く集まるエリア、ノースブリッジのパース・カルチュラル・センターの一画に、大規模改装した西オーストラリア州立博物館「ブーラ・バルディップ」がリニューアルオープンしました。
「ブーラ・バルディップ」とは、先住民族アボリジナルの言葉で、「たくさんのストーリー」という意味を持ちます。45,000年にわたり、この土地と深い関わりを持つ先住民族アボリジナルの歴史と文化を尊重しながら、最新テクノロジーと革新的な展示方法を交えつつ、様々な観点から紹介しています。博物館のアイコンであるシロナガスクジラの「Otto(オットー)」の骨格標本も展示されています。
【HP(英語)】https://visit.museum.wa.gov.au/boolabardip
人気のアクティビティ情報
イート・ザ・ストリート・ウォーキング・ツアー
地元の食好きカップルが案内するグルメスポット巡り
パースには様々なウォーキング・ツアーがあり、観光客だけでなく、地元の人も多く参加しています。
中でも、食好きのジャクリーンとマークの地元カップルによる、隠れ家的なバーやレストランを巡るイート・ザ・ストリート・ウォーキング・ツアーは、地元の人でも知らないような穴場を知ることができると人気です。飲食代はツアー代に含まれ、バー巡り、ブランチ、クラフトビールツアーなどから選べます。
【HP(英語)】https://eatthestreet.com.au/
ゴー・ゴー・アクティブ・ツアー
アクティブ派におすすめ!カヤックや自転車で巡るツアー
地元の人のみぞ知るパースを中心に、スワンリバー沿いに上流のスワンバレーから河口のフリーマントル間の穴場スポットを、カヤックや自転車で体を動かしながら巡るアクティブなツアー。スワンバレー・ワイナリーでの試飲付きコースなども用意しています。
【HP(英語)】https://gogoactivetours.com.au/
ソルト・アンド・ブッシュ・エコ・ツアーズ
地質学者と環境科学者による本格的な自然探検エコツアー
パースから車で南に約1時間の距離に位置するマンジュラで、地質学者と環境科学者の自然を愛する夫妻が主催する、国立公園内を巡る本格的な自然エコツアー。
水辺にまつわるソルト・ツアーでは35億年前から生息する世界最古の生物(光合成から酸素を作っている)と言われているスロンボライトを観察。陸地を探索するブッシュウォーク・ツアーでは植物の進化を観察。また、夜間のツアーでは夜行性動物を探しに行ったりと、西オーストラリアの豊かな自然について学ぶことができます。
【HP(英語)】https://saltandbush.com.au/
最新ホテル情報
ダブルツリー・バイ・ヒルトン・パース・ウォーターフロント
エリザベス・キーに2020年12月にオープン。18階建て229室を有し、スワンリバーの絶景を望む屋外インフィニティプールやミーティング・イベントスペースを完備。最上階のルーフトップバー「18Knots(18ノッツ)」はパノラマの景色を眺めることができ、レストラン「ReelKitchen(リール・キッチン)」では地元の旬の食材を使った料理を楽しめます。
パーメリア・ヒルトン・パース
53年の歴史を持つパースのアイコニックなホテルが10ヶ月に及ぶ修繕を終え、2021年2月にリニューアルオープン。4500万ドルをかけた今回のリニューアルによって、外観は美しく生まれ変わり、新たに完全非接触テクノロジーを採用。32の客室やエグゼクティブラウンジが追加され、全309室に拡充されました。
バイブ・ホテル・スビアコ・パース
パース郊外のお洒落な街、スビアコに初のライフスタイルホテルが2020年10月にオープン。168の客室を有し、プール、ジム、会議場を完備しています。ルーフトップにあるレストラン「StorehouseRestaurantandBar(ストアハウス・レストラン・アンド・バー)」では地元の食材を使った料理やお酒に加え、パースの街並みやサンセットのゆったりとした時間が楽しめます。
ワーダーズ・ホテル
植民地時代の美しい建物が今も残る港町、フリーマントルはパースから電車で30分の人気スポットです。ワーダーズ・ホテルは、世界遺産に登録されている街のシンボル「旧フリーマントル刑務所」のワーダーズ(看守)の詰所だった建物を改築し、ブティックホテルとして2020年11月にオープンしました。歴史的建物に滞在しながら街の散策にもぴったりな立地で、ホテルの中庭にはアジアンテイストなレストランや、小さなバーが併設されています。
5つ星+ランクホテル情報
パースには優雅な滞在を満喫できる5つ星+ランクのホテルが3つあります。その3つをご紹介します。
リッツ・カールトン・パース
オーストラリアでの待望の復活、そしてリッツ・カールトン・ホテルにとって記念すべき100軒目となるリッツ・カールトン・パースは、2019年11月、エリザベス・キーにオープンした5つ星+ランクの最高級ホテルです。19室のスイートを含む205の客室からはパースの街並みやスワンリバーを一望できます。レストラン&ダイニングスペース「Hearth(ハース)」では、クラシックなオーストラリアのグリル料理を大胆かつ新しいスタイルで提供しています。また、エリザベス・キーを望む温水の屋外インフィニティプールやスパのホリスティックなトリートメントも魅力です。
コモ・ザ・トレジャリー
19世紀当時、政府の総合庁舎だった歴史的建物を洗練されたホテルへと改装し、パース出身のアマンリゾーツを手掛けた世界的建築家ケリー・ヒル氏が客室の設計を手がけたコモ・ザ・トレジャリーは、有名旅行雑誌CondéNastTravelerでオーストラリア・ニュージーランド地区のNo.1ホテルとして選ばれ続けています。メインダイニング「Wildflower(ワイルドフラワー)」では、先住民族に伝わる6つの季節をテーマにしたメニューが楽しめます。ホテル内には室内プールやウェルネス&スパも完備。また、建物内には地元で人気のレストランやカフェ、ショップなどが多く集まり、複合商業施設としてもおすすめのスポットです。
クラウン・タワーズ・パース
クラウンパース・リゾートの最高級ホテル。大理石張りのラグジュアリーなロビー、広々としたプール、高級スパ、高級ブティックからナイトクラブやカジノ、シアターまでを有した大型施設で、充実したホテルライフがお過ごしいただけます。ホテル内のレストラン「EPICUREAN(エピキュリアン)」では、新鮮な地元の食材を使った、ウェスタンとアジアンキュイジーヌをお楽しみいただけます。