国際線および米国本土路線にてSpaceX社「スターリンク」高速インターネット接続サービス
ハワイアン航空は、主要航空会社として初めてSpaceX社が提供する「スターリンク」と提携し、ハワイ諸島とアメリカ本土、アジア、オセアニアを結ぶ便において高速で低遅延の無料ブロードバンドインターネット接続を提供することを発表しました。スターリンクの業界トップの衛星インターネット接続サービスは、エアバス社のA330型機およびA321neo型機のほか、今後導入が予定されているボーイング社の787-9型機に装備されます。
ハワイアン航空の代表取締役社長兼CEOであるピーター・イングラム(PeterIngram)は、「スターリンクの導入により、機上での最高の接続体験をご提供します。ハワイアン航空は顧客体験に関して高い基準を設けており、テクノロジーがこれに追いつくのを待っていましたが、その甲斐がありました。高速でシームレスな無料Wi-Fiにより、ハワイアン航空の受賞歴のある機内ホスピタリティはさらに強化されます」と述べています。
SpaceX社のスターリンクコマーシャル・セールス担当副社長であるジョナサン・ホフェラー氏(JonathanHofeller)は、「ハワイアン航空のお客様は、21世紀に期待される高速インターネットを体験できるようになり、離陸前に映画をダウンロードするといった手間は過去の遺物になります。スターリンクにより、ご搭乗後はフライトの間中シームレスにインターネットをご利用いただけ、機内体験は大幅に簡素化されます。まもなく、世界最高レベルの機内インターネット接続のあらゆる利点を座席でくつろぎながらお楽しみいただけるようになります」と述べています。
スターリンクの地球低軌道高度衛星コンステレーションは、最新型に画期的なレーザーメッシュネットワークを採用しており、太平洋横断便において信頼性の高い高速で低遅延の接続をご提供するために理想的なソリューションです。これにより、コンテンツの視聴、地上にいる友人とのオンラインゲーム、リアルタイムでの仕事や共同作業、ハワイのプランニング、ハワイでの特別なひと時のSNS投稿等が可能になります。インターネットへの接続は、搭乗した瞬間からシームレスに利用することができ、登録や決済は不要です。
現在、導入は初期段階にあり、来年より一部の航空機にて開始される予定です。ハワイ諸島間の短距離フライトを運航しているボーイング社の717型機への導入は、現在のところ予定されていません。